すごろく
小児がんのことをもっと知ろう!
ここでは小児がんになった男の子が治療を頑張って、病気を治して退院して、おとなになるまでの道のりをすごろくにしています。
すごろくのコマは1から11まであります。
各コマの左下にボタンがあります。ボタンを押すとキーワードの文字が書いてありますのでメモして下さい。
そのページから、小児がん応援団の動画やウエブサイトをご覧ください。
最後のコマで、キーワード文字の並べ替えの数字が見られます。これで解読して、このページの最後のところからご応募ください。
抽選で10名の方にアマゾンさんご提供のアマゾンギフトカード5000円分が当たります!
ご応募はgoogle formからメールアドレス等の必要事項を記載していただき、お一人様1回限りの応募とさせていただきます。
当選されましたらこちらからメールでご連絡いたしますので、その際にお名前、ご住所をお知らせください。
それではスタート!!
けんた君は元気な小学3年生の男の子。
サッカーが得意です。
ある日突然、サッカーの試合中に貧血で倒れてしまいました。
けんた君はこども病院に入院しました。
けんた君の病気は白血病。
治療が始まり、検査や点滴、輸血をたくさんする毎日でした。
地元の学校から院内学級に転校して、病院の中で新しい先生から授業を受けることになりました。
先生はけんた君の体調に合わせた授業を考えてくれます。
院内学級での授業は入院中の楽しみの一つとなりました。
けんた君のお母さんが毎日面会に来てくれました。
お母さんは、心配な気持ちと、病院と家の2重生活でとても疲れていたので、サポートしてくれる方々から食事や応援が届き、とても助かり、励まされました。
妹のまりちゃんは、1年生になったばかり。お母さんの帰りが遅くて、さびしいと思っていましたが、「ぼくはレモネードやさん」を読んで、お兄ちゃんのことが少しわかる気がしました。「ぼくはチョココロネやさん」を読んで、自分と同じ気持ちだと思いました。
けんた君は治療によって髪の毛が抜けてしまいました。サッカーの試合にも出られない。つらくて悲しくて、毎日泣いていました。
そんな入院生活の中で、チェコのこども達の写真を見て、自分だけじゃないんだと思いました。
病院にフットサルの選手が来て、ボールの蹴り方を教えてもらい、少しだけ自信が付きました.
体力が落ちないように、入院中は理学療法士さんとリハビリを頑張りました。
けんた君は入院生活に慣れてきて、病院の中でお友達もできたので、よく笑うようになりました。治療は大変でしたが、ようやく1か月ぶりに一時退院の許可がでました。
一時退院の時、お母さんと一緒にこども達の絵画展を見ました。
日本中で、同じようにたくさんのこども達が頑張っていることを知りました。
お母さんにも闘病仲間のお友達ができて、笑顔がみられるようになりました。
けんた君が入院中は、妹のまりちゃんもけんた君のことが心配だし、またお留守番で寂しい気持ちでした。
でもけんた君が一時退院できて、とても嬉しそう。まりちゃんにも応援団から絵本のプレゼントが届きました。
一時退院中には、家族みんなで楽しく過ごせる「うみとそらのおうち」に遊びにも行けました。
ついに1年間の入院治療を乗り越えて退院できました!
通っていた学校に戻るとき、みんながどう思うのか心配だったけど、学校と病院で話し合いをしてくれたから、お友達も今までと変わらず接してくれました。
けんた君は中学生になりました。
白血病の治療の影響で体力が追い付かず、サッカーも前のようにできません。
みんなと同じように過ごしたいだけなのに、思うようにいかない日々が続きました。
病気を乗り越えた友達たちはどうやって過ごしているのか、知りたくなりました。
けんた君は大学生になりました。
なりたい職業(理学療法士)を目指して、頑張っています。
小児がん経験者の会に参加して、世界が広がりました。
けんた君は治療を終えた後も体に遅れて負担が出てきていないかのチェックのために定期的にこども病院に通わなければなりませんでした。でも、就職し、ついにこども病院を卒業することになりました。
「小児がんの治療経験は、つらいこともあったけど、乗り越えてきた自分を誇りに思っている」と言いました。
勤めている病院の先生に声をかけられて、音楽を始めてみました。小児がん経験者の仲間にも出会えました。
これからの人生のために、大人の病院に時々通って、健康チェックを忘れないようにしています。
小児がんの晩期合併症を早期発見するためです。
けんた君の人生はこれからもずっとずっと続きます。
小児がんのことをもっともっとたくさんの人に知ってもらって、学校や社会で自分らしく過ごせるような世の中になってほしいと願いながら、生活しています。
ご覧くださった皆様も、ダンス動画を投稿して、応援メッセージを小児がんのお子さんやご家族に届けてみませんか?
プレゼントのご応募はここから